「うちの子、すぐにあきらめてしまって…」、「最後まで続ける力をつけてほしい」、保護者の方からよくいただくご相談です。
継続力とは、目標に向かって努力を続ける力のこと。近年では「やり抜く力(グリット)」とも呼ばれ、将来の成長に深く関わる力として注目されています。実は音楽は、この継続力を育てやすい活動のひとつだといわれています。
継続力は生まれつきの性格ではなく、環境と経験によって育つ力です。心理学者アンジェラ・ダックワース(Duckworth, 2016)は、成功に影響する要素として「やり抜く力」の重要性を提唱しました。やり抜く力は、
によって育つとされています。
音楽レッスンでは、
といった具体的な目標があります。目標が見えることで、「今やる意味」が明確になります。
音楽は、昨日できなかったことが今日できるようになる活動です。小さな成長を積み重ねることで、
という実感が生まれます。
音楽はすぐに上達するものではありません。思うように弾けない時期もあります。その壁を少しずつ乗り越える経験こそが、継続力を育てます。
音楽活動は、注意力や自己制御といった「自己調整力」と関係している可能性が報告されています。たとえば、Zuk(2014)は、音楽経験のある子どもにおいて、実行機能(注意の切り替えや抑制)の向上が見られたと報告しています。また、Habibi(2018)の研究では、継続的な音楽トレーニングが脳の発達と関連している可能性が示されています。
これらの研究は、音楽活動が単なる習い事ではなく、自己コントロールや粘り強さと関わっている可能性を示しています。
継続力は「がんばれ」と言うだけでは育ちません。大切なのは、
という関わり方です。TOKYOミュージックカラー音楽教室では、「褒めて伸ばす」方針のもと、段階的に達成感を積み重ねられるカリキュラム設計を行っています。
継続力は、将来にわたって役立つ大切な力です。音楽は、
という点で、継続力を育てやすい活動といえます。もし「最後までやり抜く力を育てたい」と感じているなら、音楽という選択肢もぜひ考えてみてください。
■Duckworth, A. (2016). Grit: The power of passion and perseverance.
■Zuk, J. et al. (2014). Behavioral and neural correlates of executive functioning in musicians.
■Habibi, A. et al. (2018). Childhood music training and brain development.
A. はい、育ちます。TOKYOミュージックカラー音楽教室では、最初から難しいことを求めず「できた!」を積み重ねる段階的なステップで進めます。小さな達成を重ねることで、子ども自身が「続けると伸びる」と実感しやすくなります。
A. カラフルコースは楽器を最初から1つに決めなくてよいので、子どもが「好き」「得意」に出会いやすいのが特長です。相性の良い楽器が見つかると、練習が「やらされる」から「やってみたい」に変わり、継続しやすくなります。
A. 「長くやる」より「短くても毎回できた」を増やすのが効果的です。たとえば5分だけでもOKにして、「昨日より音がきれい」「最後までやってみたね」など過程を具体的にほめてください。教室の“褒めて伸ばす”方針と家庭の声かけが揃うと、継続力が育ちやすくなります。
監修:株式会社ミュージックカラー音楽教室