初めての方も楽しくレッスンしています!

リードの育て方

リードの育て方 その1(1週目)

リードって「育つ」んですよね。まるで生き物です。単なる自分だけのこだわりなのかもしれませんが、事実、リードを替えると吹奏感も音色も変わります。

私はいま、リコ(グラコン)の2半のリードを使っています。昔は、バンドレンの青箱の4を使ってたこともありました。

クラリネット リード 画像

バンドレンのほうが同じ番号でもやや厚めなのでしょうか。リコよりも抵抗感があるように感じます。

リコは全体的に明るい透明感のある音がします。ジャジーに吹きこなしたいときは、リコがおすすめです。

クラリネット リード 画像

ところでみなさんは、新しいリードを買ってきた時、箱から出してすぐに練習や本番で使ったりしていませんか?私のまわりには、たまにそんな方がいます。

しかしそれは絶対にダメです!リードはじっくり時間をかけて育てると、1箱10枚中7枚いや9枚は使えるようになります。さらに、リードの寿命もグンと長くなります。

私の場合、本格的に使いだすまでに1カ月くらいの時間をかけます。詳しく紹介します。

−1日目−

クラリネット リード 画像

−1日目終了−

-2日目−

−2日目終了−

リードの先端に水分を含ませて、リードのかかとの部分から、息を軽くいれてみてください。リードの表面のところからプクプクと泡立つように息がでてくるのが感じられると思います。

この状態はまだまだ若い証拠。演奏会本番にはこうした状態のリードではすぐにへたってしまうので使えません。

−3日目−

−3日目終了−

−4日目−から−7日目−

このようにして1週目は特に慎重に育てます。

クラリネット リード 画像

これで終わりではありません。2週目以降もまだまだ育てますよ!

リードの適切な湿度を保持するために1枚ずつパックされている商品が販売されています。そうしたリードを使ってる方は、この1週目の作業は省略して次の「2週目以降」の記事を参考にしてください。

リードの育て方 その2(2、3週目)

その1からの続きです。箱から出して1週間がたったところです。

そろそろ、じゃんじゃん使いたいなと思うかもしれませんが、まだまだ我慢します。

2週目と3週目ではリード1枚1枚に応じた育て方をします。

1週目では、1枚あたりおおむね10分程度と、吹く時間を決めていました。これからはリードががんばれるだけ吹きこんであげます。

リードの限界、その見極めはこちら↓

クラリネット リード 画像

写真のように、リードの先端が透き通るような感じになったらすぐチェンジ!

リードがこのような状態になると、おそらく楽器もいいように響いていないと思います。吹奏感も、なにかつまったような感じがしてると思います。

この状態で吹きつづけると、そのリードは死んでしまいます(悲)

そして吹きながらリードの個性を判断していきます。簡単にいえば「吹きやすい順」を決めていくのです。

クラリネット リード 画像

しかし、育ち盛りのリードは昨日と今日とでは違った顔をします。あくまで暫定という意味でやっていきます。

私の経験からすると、このときに少し硬い感じのするリードは、後にすばらしく長持ちして、いつまでも艶があるリードに育つ可能性を秘めています。

さて次の「その3」ではいよいよ仕上げです。

リードの育て方 その3(4週目)

リードの育て方 その1、リードの育て方 その2の続きです。最後の仕上げです。

「リードががんばれるだけ吹きこむ」(リードの育て方 その2を参照してください)という作業を続けてると、リードに根性が生まれてきてると思いますが、いかがですか?いつのまにか、長時間吹くのに耐えれるようになってると思います。

クラリネット リード 画像

そして、吹きやすいリード、吹きにくいリードがはっきりしてきていると思います。半分の5枚くらいは吹きやすいのではないでしょうか。

−4週目−では、吹きにくいリードは箱にしまって(捨てない)、吹きやすいリードに場数を踏ませます。たとえば、日ごろの練習や合奏のときに使うなどします。そうやって、リードの信用度を高めていきます。

こうして信頼のおける、一人前のリードとなるのです。その後は、まんべんなくローテーションして使いましょう。

何事もそうですが、酷使するといいことはありません。じっくり育てたリードなので少々のことではヘコタレませんが、より長く使うためにも、こまめにローテーションをしてください!

ここで、、リードの育て方 その1で書いたのと矛盾点があるとお気づきの方。熱心に読んでてくださってありがとうございます。

リードの育て方 その1では、リードは1箱10枚中9枚は使えると書いています。ところが、、半分のリードは箱にしまっちゃいましたね。私は、、残り半分のリードをきちんと保管しています。

クラリネット リード 画像

そして、、リードの好みが変わってきたときに、再び取り出して吹きます。不思議なことに、昔は駄目だと思ったリードも季節がかわると使えたりするんですね。

みなさんも、、好みには波があると思います。厚めがいいと思うときもあれば、薄めがいいとか。

クラリネット リード 画像

リードの善し悪しは、その時の自分の好み(合うか合わないか)なんですね。ですから、未来の自分には合うかも知れないので、リードは大切に保管しておきます。

こうして経験上、10枚中9枚は使えるのです。リードって案外、高価なものですので、ぜひみなさんも工夫を凝らして、大事にリードを育てて長く使ってください!